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色は視覚によって感知される人間の感覚世界の現象ですが、科学の発達に従って、感覚量を計測して、デジタル化することにより、日常生活や生産活動の中で利用する技術が、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚などの分野で進歩しています。
色の認知は、人間では眼と脳の働きによって、800万色程度まで識別されると計算されています。質感を組合わせると無限大に広がることになります。
色は測定できます。種々の色彩計が生産や研究の場で使われています。人間の眼の代わりに色彩計、脳の代わりにコンピュータを用いて、目的とする色の処方を瞬時に求める、コンピュータ・カラーマッチングのプロセスを紹介します。
※これらは、弊社アートカレンダーの巻末にご紹介した内容をまとめたものです。複製を禁じます。
●2011年 コンピュータ・カラーマッチング
コンピュータ・カラー・マッチング
工業製品の色は、市場のニーズに応じて絶えず新しくなっていくために、新色の色配合をつくる作業が頻繁に行われている。一昔前までは、調色作業を、人が色見本を診て、使う原色を選び、経験や過去の例を参考にして顔料配合を考え、着色見本を作り、色見本と見比べて色が合うまでその工程を繰り返す方法をとっていた。
コンピュータ・カラー・マッチングは、その合理化のために、色彩計で色見本の色を測り、コンピュータにより配合計算を行う方法で、現在では高い精度で実用化されている。眼の代わりに色彩計を、脳の代わりにコンピュータを用いるシステムである。コンピュータには原色の分光データや計算式の他に、性能やコスト情報が内蔵されている。
12色の原色を用いた合成樹脂の調色システムの例を示す。(永田泰弘)
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