技術系

先輩社員インタビュー 技術系S.SS.S
ファインポリマー事業部 技術統括部
2014年度入社/物質工学科

入社動機のびのびと成長できる環境で、化学品を通じて社会に貢献したい。

高専時代、それぞれ個性を持つ材料をかけ合わせ、さまざまな機能性を有する作品に仕上げるという有機合成実験から化学品の分野に興味を持ちました。
学校の研修で当社の台湾拠点に赴いた際、とても自由な社風を感じ、同時に当社が積極的にグローバル展開を進めている企業であることを知りました。同じ学校の先輩も多数在籍していて、その誰もが「働きやすい環境だ」というのを聞いて、私もこの会社でのびのびと成長し、社会貢献をしたいと考えて入社を決めました。

仕事内容品質保証、品質管理を経て開発部門へ。

入社から5年間、品質保証、品質管理の仕事に携わりました。お客様が安心して円滑に当社製品を使用できるよう、生産された製品をさまざまな試験機器にかけて、定められたスペックをクリアできているかを厳しく検査します。また製品ごとの傾向を管理し、不良品の発生を抑え品質を高めるために業務内容を改善する仕事です。
その後の異動で、6年目からは技術部門で主に表面処理剤の開発と顧客フォローに携わっています。表面処理剤とは自動車のシートやインストルメントパネル、その他私たちの生活のあらゆるところで使用されている合成皮革の表面に薄く塗られている層のこと。たった数μmの薄い層でも、触感や耐久性などさまざまな特性を多岐にわたって発現できるもので、お客様の用途に合わせた製品を設計します。

ある1日のスケジュール
8:20出社。スケジュールチェック
8:30ラジオ体操、課の朝礼ミーティング
9:00新たな試作品の作成
11:00試作品の評価方法を検討
12:00昼休み。同僚と趣味の話で盛り上がる
13:00試作品の評価
15:30集めた試験データを整理、さらなる改善法を考察
16:30片付け、実験結果をもとに翌日のスケジューリング
17:00退社。華のアフター5へGO!!
作業風景

仕事の
やりがい
日々の細やかな考察と努力の積み重ねが、大きな達成感につながる。

品質を司る仕事では、製造部門の状況を把握することが大切です。「今日の生産は順調?」「何か気になることはない?」「今日はいつもより忙しい?」など、仲間との他愛ない会話のなかから不良品発生のわずかな因子を注視しておき、万一の時の迅速な原因究明に備えます。トラブルが発生した時は普段仲の良い部門の人たちとも、立場の違いから意見がぶつかったりして、しんどいこともあります。それでも、それぞれが一丸となって解決法を紡ぎ出し、無事に検査合格までたどり着いた時にいただける「ありがとう!」には格別の喜びがあります。
技術部門での喜びは、自分のアイデアが世界に認められるということに尽きます。開発過程では、毎回自分の思い通りに仕上がるということはまずありません。何度もトライアンドエラーを繰り返し、仕上げた製品がお客様に評価されて初めて、世界中の人々のもとへたどり着きます。検討や実験を繰り返すなかで、ベテランの方々の知見やさまざまな文献をあたり、自分のアイデアの中に組み込んでいきます。繰り返すごとに自身の成長を肌で感じられる仕事だと思います。

大日精化の
魅力
「ワンチーム」で仕事をやり遂げる一体感が当社にはある。

社員が意見交換できる機会が多く、年齢や部署の違いを問わず風通しの良い、仕事に向き合いやすい環境が当社の魅力です。全員が一つのチームとなって全員で仕事を達成するという社風があり、行き詰まったときにはすぐにアドバイスをもらえるので、失敗を恐れずにガンガンと新しいアイデアに挑戦できます。
また、入社後の研修も手厚く、社外セミナーなどにも積極的に参加できます。そんなふうに若手社員の育成に力を入れている点も魅力です。

今後の目標知識や知見を深め、多彩な技術で世の中に役立っていく。

自分が中心となって技術的課題を解決していけるよう、製品知識や技術的な知見をもっと深め、着実に力をつけていきたいと思っています。
環境保全に関わる規制もますます厳しくなってきている昨今、既存技術の置き換えの時期が来ているように感じます。常に新しい技術を模索し、今以上に多彩な技術で世の中に高品質な安心と便利さを提供していけるよう、会社とともに成長していきたいです。