| 2006.11.15 |
▼環境対応型新製品 塗料用のゼロVOC水性カラーベース<NAFカラー>を開発上市 |
大日精化工業株式会社は、環境対応型新製品として塗料用のゼロVOC水性カラーベース<NAFカラー>を開発上市いたしました。
環境省による大気汚染防止法の改正が平成18年4月に施行され、2010年までに2000年比、約30%のVOC排出削減という目標を同省が掲げられています。これに伴い、「揮発性有機化合物:VOC」の排出抑制対策は、塗料業界にとって環境面での最優先課題となっています。
一方、建築業界でもホルムアルデヒド等のVOCを主因としたシックハウス症候群は大きな社会問題であり、塗料メーカー各社にも、その一層の対策が求められています。その対策の一つに「ゼロVOC塗料」の設計があります。特に内装用塗料では、学校、病院のように環境をより重視する集合施設建築物、クリーンルームなどの特定設備においては、極微量のVOCをも排出しない塗装仕様が求められ、VOCの削減が強く要望されています。
これまで、日本塗料工業会が掲げるゼロVOC定義【塗料中のVOCが0.01%未満(100ppm未満)の塗料】に適う高顔料濃度の水性カラーベース製品はありませんでした。その開発の困難さは、カラーベースを構成する複雑な組成物の総てにおいてVOCの管理調整が要求されることにありました。
これに対し、当社は顔料合成技術(有機、無機)、樹脂合成技術、分散加工技術等を併せ持つ着色材メーカーとして、ゼロVOC水性カラーベースの開発に取り組んできた結果、<NAFカラー>の開発に成功いたしました。
その特徴は分散剤として幅広い樹脂系に相溶性をもち、耐候性、耐水性、耐薬品性に優れた自社開発の水溶性アクリル樹脂を用い、高着色力、高グロス、調色安定性をもつ高顔料分、高度分散設計の水性塗料用カラーベースであることです。
これまで販売実績を重ねてきた<AFカラー>(塗料用水性カラーベース)のゼロVOC版として追加ラインナップいたしました。
この<AFカラー>と<NAFカラー>のダブルラインナップにより、顧客におけるVOC削減・塗料設計の全ての削減水準に対して、水性カラーベースの供給対応が可能になりました。
今回、上市する<NAFカラー>は同社が永年にわたる販売実績をもつ<AFカラー>と同様に、自社で開発した水溶性アクリル樹脂を使用し、全8色(無機顔料系4色、有機顔料系4色)を揃えており、大半の実用色が色出し可能です。無機顔料としては、酸化チタン、イエローオーカー、酸化鉄、カーボンブラック、有機顔料としては、イエロー、レッド、ブルー、グリーンです。
さらに、今後の新色カラー設定と特注色への対応についても顧客の要望に応えられる体制を整えており、拡充していく予定です。
<NAFカラー>自体の販売目標は、2010年度に年間250トンの販売量をめざしております。
≫製品カタログ [PDF:588KB/5ページ]
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