技術トップメッセージ
技術オリエンテッド体制の構築に向けて
3つのコア技術の深化を推進します
当社グループは、企業の持続的な成長には新しい価値を創出し、社会貢献を行うことが必要という原点に立ち返り、変化する経済環境にも迅速に対応できる事業基盤を強化し、お客様へ課題解決を提案する化学メーカーとなるべく、積極的に研究開発活動を進めています。
技術マネジメント手法を用いて保有する技術を再評価し、社会的なニーズ(ESG)への貢献を最優先課題として、オープンイノベーション、セグメント間のシナジー、知財戦略などを組み合わせ、市場規模・収益性・成長性を評価して、保有している3つのコア技術である「有機無機合成・顔料処理技術」、「分散加工技術」、「樹脂合成技術」を深化させた技術開発に取り組んでいます。
従来の注力4分野(環境、エネルギー、パーソナルケア、IT・エレクトロニクス)を改めて、「①IT・エレクトロニクス」、「②ライフサイエンス・パーソナルケア」の二つを新規発展分野、「③モビリティ」、「④パッケージング」の二つを継続発展分野として開発対象の中心に据え、資金と人財を積極的に投入することを行い、技術主導による競争優位性の確保を目的とした「技術オリエンテッド」体制の構築を目指すこととします。これにより、製品の差別化、品質向上により社会貢献度を高め、同時に収益性の確保を図ってまいります。

小城義尚
環境調和、ESG、SDGsへの貢献を最優先課題とした研究テーマ
新規発展分野
- IT・エレクトロニクス
脱炭素化や情報社会の発展に寄与する機能性素材や情報表示・記録用材料の開発- □ 導電性樹脂
- □ 二次電池用部材
- □ 帯電防止材
- □ 放熱材
- □ IJ 顔料・分散液
- □ 機能性ポリマー
- ライフサイエンス・パーソナルケア
脱マイクロプラスチックに寄与するバイオマス由来の化粧品・医療用素材の開発- □ 生分解性微粒子
- □ 化粧品材
継続発展分野
- モビリティ
車両の高機能化や軽量化などに寄与する内外装用素材の開発- □ ウレタン樹脂
- □ アクリル樹脂
- □ シリコーン樹脂
- □ 高機能コンパウンド
- パッケージング
フードロスの削減やサーキュラー・エコノミーの実現に寄与する包装材料の開発- □ 新規バリア性素材
- □ リサイクル用インキ
公正な研究活動及び公的研究費の管理について
当社は研究活動における不正行為を防ぐために、公的研究費の管理・運用について適切な体制を構築しています。
公正な研究活動に関するお問い合わせは、「お問い合わせ」の「その他のお問い合わせ」から受け付けています。