ハイテク&カラー 大日精化工業株式会社

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お取引先様との関わり

お客様の求める製品・サービスを提供し、ステークホルダーの皆様から信頼される企業であり続けるため、「購買方針」を運用しています。
また、「人権方針」に基づいて「CSR調達基準」を改定し、責任ある鉱物調達に努めています。

CSR調達

時代に即した購買方針

当社グループはお客様の求める製品・サービスを提供し、ステークホルダーの皆様から信頼され続けるため、サプライチェーン全体でCSRの取り組みを推進すべく、2019年4月に「購買方針」を改定し、運用しています。人権や労働環境、環境保全、 コンプライアンスなどのCSRに関する取り組みをサプライヤーの選定基準に加えることで、公平・公正な評価に基づいてサプライヤーや調達品の選定を行っています

CSR調達基準の設置

当社グループでは、「購買方針」の改定と同時に2019年4月に「CSR調達基準」を新設しました。サプライヤーのCSRに関する要請事項を明記し、ともに「持続可能な調達」を推進しています。新たに取引を希望するサプライヤーには門戸を広く開放し、製品の品質、安全性、性能、価格、納期、安定供給や人権、労働環境、コンプライアンス、環境保全などのCSR の取り組みなどをサプライヤー選定基準とし、公平・公正な評価に基づいてサプライヤーや調達品の選定を行っています。
また、当社グループは、2023年3月にパートナーシップ構築宣言※1に参加しました。「サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列を超えた新たな連携」と「振興基準の遵守」に重点的に取り組み、各サプライヤーや価値創造を図る事業者との連携・共存共栄を進めていきます。

    ※1 パートナーシップ構築宣言:サプライチェーンのサプライヤーや価値創造を図る事業者との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築することを、「発注者」側の立場から企業の代表者の名前で宣言する取り組み。

CSRアンケート調査の実施

当社グループは、「持続可能な調達」を実現するため、「CSR調達セルフ・アセスメント質問表」(SAQ)を用いて、サプライヤーへの調査を実施し、約8割のサプライヤーから回答を受領しました。アンケートの分析・評価結果をフィードバックしてサプライヤーに継続的な向上に努めていただくよう、是正の取り組みを要請しています。今後もCSRに関する取り組みをサプライチェーン全体へ展開するため、モニタリング活動や監査などを継続的に実施し、当社グループの全てのお客様における満足度の向上に努めていきます。

児童労働・強制労働の防止

当社グループは、基本的人権尊重の原則を定めた「国際人権章典」、国際労働機関( ILO)の定めた「労働における基本的原則および権利に関するILO宣言」、国連の定めた「ビジネスと人権に関する指導原則」および「国連グローバル・コンパクト10原則」などの国際的な規範を支持、尊重し、CSR・ESG基本方針を基に「人権方針」を制定しました。
「CSR調達基準」のなかでも、基本的人権を尊重の上、差別や強制労働、児童労働を排除し、労働環境の改善に努めることを掲げています。

責任ある鉱物調達

2020年12月に「 CSR調達基準」を改定し、「責任ある鉱物調達」を追加しました。
調査は、責任ある鉱物イニシアチブ(RMI)のテンプレートで、錫・タンタル・タングステン・金については紛争鉱物報告テンプレート(CMRT)、コバルト・マイカについては、拡張鉱物報告テンプレート(EMRT)を使用しています。
現在の責任ある鉱物等の調達を取り巻く国際動向(ESGリスク、対象鉱物の拡大等)を考慮し、2024年3月期から調査対象物質にアルミニウムや銅なども追加して、計15物質の調査を実施しています。当社グループは、世界的な人権問題、 環境デュー・ディリジェンス、気候変動対策などの面から重要性が増している責任ある鉱物調達を引き続き実施しています。